1986年、4年間の闘病の末、夫が他界。53歳でした。夫の葬儀の時には、職場の沢山の方からお声をかけてもらいました。よくよく考えてみると、あれだけ入退院をくりかえしていた夫なのに、改めて夫が多くの人から信頼されているだと、実感させられました。
夫との別れは、胸にポッカリと穴があいたようで、今まで自分自身を支えていたものがなくなり、どうにもならない無気力感が私を支配しました。そんな状態が約1年ぐらいは続きました。
そんな自分が立ち直れたのは、あれほど真面目に生きてきた夫が、今の私の姿を見て心から喜んでくれるだろうか。もっともっとちゃんと幸せに生きていかないと、天国で夫に顔向けできない。と、気が付いたからです。夫が歩んできた誠実な姿に、無力だった自分自身から開放されました。人の役に立ち、人から必要とされる感謝される生き方を目指そうと決めました。
まずは、我流だった経理をこの際しっかり勉強しようと思い立ち、すぐ出版社を退職して会計事務所で再スタートを切ることにしました。
1987年、44歳での決心です。
| << prev | next >> |